◯◯楼、◯◯飯店、◯◯酒家、悟空関連、中華店の店名って、本当に似てるお店が多いんです(汗)
今日は、新しく正華本社工場に入社した社員の「中華街の配達研修」をしています。
自分も、10年前は、横浜中華街の専属配送員として、約5年間、毎日、台車をガラガラ押しながら、走りまわっていました。
私も、中華街の配送員としてデビューする前には、もちろん覚えるための研修があり、先輩に連れられて中華街の配送を覚えるのに必死な時期がありました。
店の名前と場所はもちろん、お客様が出入りする正面から入れるお店は少なく、裏口や、地下から入るなど、納品口もそれぞれ違います。
納品する品物の形態(例えば麺であれば、木箱や段ボールといった梱包形態も違う)や、納品する場所もお店によって全部違います。
オープン前の、バタバタと忙しい仕込みの時間に納品に行くので、厨房は戦場。そんな中でウロウロ・・挙動不審にしていた私は、なんど怒鳴られたことか(笑)
沢山の中華料理店が立ち並ぶ表通りは、当たり前ですが1軒1軒に店名の看板があり、店員さんも居てWelcome状態。
しかし、業者の納品は基本は裏からです。
裏には、業者用の看板などなく、“ただのドア”がズラッと立ち並ぶだけ。
その為、なれない時は、納品目的じゃないドアに入り「おはようございまーす」と突入。
見慣れない厨房におどおどして「うちじゃねー」と、叱られる・・ということも、本当にしばしば。
とにかく・・同じような名前と、複雑に入り組んだ裏路地からの納品は、なかなか覚えるまで大変なのです。
それでも、この大変な研修を終えて覚えた先には・・・
顔見知りになったコックさんから、「コレ、食べていきな」と、まかない飯をいただけるようになったり、同じく中華街に来る様々な業者さんとの交流も楽しさの1つになります。
そして何よりも、はまっ子として、横浜を代表する観光の街・中華街に携わって仕事をしている喜びが大きくなります。
大好きな横浜で働ける喜びが日に日に大きくなっていくのがわかります。
最初はやはり、世間の皆様がお休みの日にこその、外食産業ですので、
カレンダー通りの休みは一切ないことが「つらくなる」かな?と不安な部分もありました。
しかし、いざやってみると。
中華街に人がたくさん来てくださるのがうれしくなるんです。
その沢山の人がいる、中華街の中で、働けてることが、本当に楽しいんです。
大好きな横浜が賑わっている。その賑わいを陰ながら、本当に微弱ながらも貢献できてるのかな?
・・と。思うと、それが誇りにもなります(おこがましくてスミマセン・・)。
今は、工場直売好や正華工場直売の店長として仕事をさせて頂き、多くの方が「おいしい」と喜んでくださることがやりがいですし、誇りでもありますが、
中華街を配達していて、いつもそう感じていました。
そんな私が、今回の研修で、新入社員さんに伝えたい事は、
「中華街で働けることを、やりがいを持ち、楽しんでもらいたい」ということです。
横浜を代表する観光地を陰ながらサポートできている。
私は、これは有り難い経験だと思います。
全国からたくさんの方がいらっしゃいます。
みなさん、すごく楽しそうです。
その楽しい時間を作るサポートが出来る。
そんなやりがいがある業務につけるのは、ラッキーだと私は思っています。
雨の日や、ものすごく暑い日。
台風の日や、大雪の日。
また、最上階に厨房のある店が多いいので、重量のある麺や肉まんを抱えて登る階段など、
そりゃ、、きつい事もいっぱいあるのも事実です。
でも、私は、いつでも「中華街の配送業務」に戻りたい!そう思っています。
できないならいいよ!
自分が担当に復帰するから。
・・と、今日も冗談交じりの本音を新入社員さんに話しながら・・
中華の街を隅から隅まで、台車を押して駆けずり回っています。
皆様、横浜中華街でぜひ、素敵な思い出をたくさん作って下さいね。
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