はじめてこのブログに来て頂きました方は、
工場直売好(ハオ)って何?と思われていると思います。
そこで、今回は、工場直売好(ハオ)の誕生秘話を書かせて頂きますね。
工場直売好(ハオ)をご説明させていただく上で、まず私達の母体をご説明致します。
私共は、横浜中華街を中心に、横浜市内全域の中華料理店さん、お土産店さん、また、アミューズメント施設さんなどに、中華麺・中華まん・中華点心などを製造卸する正華という会社です。
横浜といえば中華ですが、今年で創立38年、横浜中華街とともに歩んで参りました。
中華の本場・横浜中華街で鍋を振るうプロの料理人の舌を満足させることが求められているために、現在のような高品質の中華をご提供できております。
商品を製造する工場は、横浜市南区堀ノ内町にあります。(国道16号線沿・堀割川沿い)
弊社は、完全受注生産ですので、前日までにいただく注文数を製造し、その日のうちに出来たてをお店様にお届けするスタイルを強みとしております。
そんな製造工場には、日頃より地域の方々が、“販売してくれないか”と足を運んでくださることが多かったのですが、なにせ在庫を持たない受注生産性の為、お売りする商品がありません。
また、一般にお売りするようなロット数や容器などは準備しておらず、業務用の入数での販売となっていたために、地域の一般のお客様への販売は行なっておりませんでした。
しかし、今から約8年前の創立30周年の節目の年に、予てからお声もありました一般のお客様への販売を開始いたしました。
それが、『正華工場直売』です。
地域のお客様へ、ご家庭で本格中華をご気軽に楽しんでいただきたいという思いでスタートしました正華工場直売ですが、販売する所=お店ですが、少し、他のお店様とは違うスタイルでした(笑)
本業は、あくまでも卸業。
ですので、お店と言いましても、お客様を対応させていただくのは、現場の製造スタッフです。
毎日いただく受注数を製造しの梱包、出荷する。
毎日、毎日、注文は入ってきますので、販売は毎日はできません。
そこで、“人でもある”、“少し現場も落ち着く”、土曜日の午後13時から15時半であれば、各現場の責任者が販売員として売り場に立てそうだ!という事で、決まった営業時間が、なんと、お店なのに・・
週1回、土曜日の13時~15時半という営業日・営業時間でした。
しかも、お店なのに、屋根がない!横浜市全域に配送する車がなくなった後の、正華工場駐車場に、テーブルと冷蔵庫を並べただけのお店とは言いがたいものでした。
(今でも正華工場直売は、このままのスタイルで営業しています。)
(売店第1回目の準備風景です。駐車場にテーブルを並べただけ!これもお店です(笑))
一般のお客様への小売など全く考えずに工場を立てたため、アクセスも悪く、また目立たない外装のため、“始めたのはいいけど・・本当にくるのかな?”という不安も正直ありました。
(記念すべき第1回、正華工場直売営業日!今でこそ直売営業の目印になっている幟。この日はじめての幟を立てました)
そんな正華工場直売の店長に抜擢されたのが、現在、工場直売好でも店長を務めさせていただいております。私渡辺です。
この時、私は入社1年を過ぎた頃でした。
接客から、商品説明、またプライスカードやポスター、お客様にご案内している食べ方の紙やお手紙まで、全部、商品同様に手作りで行なっております。
今の私があるのは、この正華工場直売のおかげであります。
お客様から学び、またお客様にご説明するために様々なことを積極的に学べたからです。
また、始まりは“時間的の余裕”という理由で始めましたが、各現場の製造責任者クラスのスタッフが、売店の販売員として立たせていただけたことも、本当にプラスでした。
何十年も裏方として、製造一筋で行なってきた者ばかりですので、販売教育もなければ、最低限の接客マナーしかできません。
他店と比べることもできない接客対応かもしれませんが、各製造現場の責任者が売り場に立つことで、より明確なご説明がお客様にできることができました。
通常、製造者と販売者はわかれているものですが、私共は、それが一緒だったため、例えばお客様のご指摘やご要望なども、お聞きするものが現場の責任者なので、すぐに商品へ反映できます。卸業ではみえてこなかった“一般のお客様の生の声”がいただける環境の中で、それがすぐに吸収できたこと、それは企業にとってての財産となりました。
(7周年の工場直売の様子、開店から終わりまで、たくさんの人で長い行列ができました。本当にお待たせを致しました。)
先日、皆様のおかげをもちまして、正華工場直売は開店7周年を迎えました。
7周年には、本当に多くのお客様にご来店いただき、温かいお声をたくさんかけて頂きました。しかし、週1度の2時間半。場所もわかりづらく、大きな宣伝もしない。
そんな環境で始めましたので、やはり最初は、お客様はほとんど来ませんでした。
それでも、地域のお客様、1度食べたお客様が、お友達へ口コミしてくださり。
“土曜だけの幻の工場直売”
と広がって行きました。
“おいしかったからまた来たよ”“おいしかったから宣伝しといたよ”という声が大きく大きくなり、こんなに皆様に愛される売店に成長できたとこが、私共の自慢ですし、誇りですし、喜びであります。
実際、先日、フジテレビのスーパーニュース様に特集をしていただいた際に、番組内でご来店中のお客様にアンケートさせていただいた『人気のひみつ』は?という質問の結果の大半が“工場直売の安さ”ではなく“おいしさ”だったことが本当にうれしいです。
そんなわけで、常連様の口コミで徐々に広がっていった正華工場直売ですが、やはり沢山のお客様にご来店いただくようになりましたが、それと同様に沢山のご意見などもいただくようになりました。
その中で一番多かったのは、『土曜日に行けない』『営業時間が短い』というご意見、また、アクセスの問題や駐車場などの問題、また、〚正華〛という名前で、これ以上広げるのには、卸業としても問題がありましたので、約4年前に横浜市磯子区に正華工場直営の好磯子店をオープンいたしました。
これが工場直売好のはじまりとなります。
⇒ 正華の肉まん・シュウマイなど人気商品がネットからでもご注文いただけます!
中華街のジャンボ肉まんをご家庭で!ネットから簡単注文!!
コメントを残す