ショウロンポウは具材を構成するひとつひとつの材料を吟味し、
全て手作り、時間をかけて作られています。


薄皮の中に包まれ、噛むと、ジュワ~と、国産の豚肉と一緒に熱々のスープが出てきます。このスープこそ、うまさのヒミツです。通常ショウロンポウのスープと言えば、鳥ガラやトンコツのスープが一般的ですが、好のショウロンポウは豚皮(トンピー)を使用しています。
豚皮(トンピー)とは、字のごとく豚の皮です。実際、トンピーを主にスープを作ることで、スープにコクが生まれ旨味たっぷりな濃厚スープになる事は知られていますが、下処理からの工程を見ても、手間のかかる作業なので、あまり取り入れていないのが現状です。
下処理を丹念に行い、皮から旨味の元であるゼラチンを中華包丁を使って手作業で行い。取り出したゼラチンを大釜で3時間じっくり煮詰めていきます。そして、自社で挽いた国産の豚肉と旨味が凝縮したゼラチンを合わせていき、スープがじゅわ~と溢れる具を作っていきます。


私も、以前研修で点心工場の製造を行っていた事があり、もちろん!このショウロンポウの製造もおこなっていましたが・・それが・・本当に痛かった・・。
手の平で木の棒を転がすように皮を伸ばしていくんですが、1回の製造で平均1万個のショウロンポンを手作業で作ります。4~5時間、ほぼ休むことなく、ショウロンポウをのばしていると、手のひらが、もう~ジンジンしてくるんです。
もちろん!ベテランになるとそんな事はありませんが、新人の私は、これが美味しいものを作るための試練だと!気合いをいれて作業に当たってたのを覚えています


なぜ手作りにこだわるのかと言うと、皮はただ平らにするのであれば機械でもいいのですが、平らの皮のまわりの厚さは均等でも、その中心は少し皮が厚くなるように伸ばす事が必要なので、手作業にこだわり、その微妙な皮作りをしています。皮の真ん中を厚くしないと、蒸した時に下からたっぷりの肉汁が外に出てしまうので、その微妙な加減が必要なんです。生の豚肉とデリケートな皮は時間が立てば立つほど美味しさを損ないますので好の点心師が全員集合して心をこめて握ります。具にこだわり、皮にこだわり、最後に手作業で1つの製品にしていきます。


フジテレビ「スーパーニュース」でも取り上げられた直売の実店舗では毎週たくさんの常連さんがいらっしゃいます。
実際の中華料理店や中華街で使われている小籠包だけあって特に常連様からの人気が絶大です。
蒸すだけ簡単なお召し上がり方
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蒸し器を用意し沸騰して湯気が上がるまで待ちます | ショウロンポウを蒸し器に入れます。せいろ、お皿などに入れると取り出すのに便利です。 | 約8分蒸して出来上がり!アツアツのスープをこぼさないようにお召し上がりください! |
